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レシピアイデア集~乾しいたけ香るスペアリブとキャベツの黒ビール煮
レシピアイデア集

野菜を楽しむおつまみでの乾杯が何よりのご褒美♪
そんな野菜ソムリエがお伝えする「酒菜レシピ」vol.2
今回のテーマはキャベツ×乾物×ビールのマリアージュ。

現在100種類以上あると言われているビアスタイル、どんな料理にでも合うキレとのどごしを楽しむ我が国で一般的な「ラガー」タイプは色が薄く発酵の度合いが高いものが多いのが特徴。
対して「エール」タイプは香りと味わいの組み合わせで色々なバリエーションがあり、ワインのようにその個性を楽しむことができます。

色々なビール

お好みのビールを見つけたら、ぴったりの野菜のおつまみを作り至福の一杯を。
常備できる乾物とキャベツの旬菜パワーで健康的なお酒時間のヒントになれば嬉しいです。

レシピアイデア集~乾しいたけ香るスペアリブとキャベツの黒ビール煮

乾しいたけやキャベツの深い甘みと黒ビールのほろ苦さがマッチした簡単だけれどコクうまな一品

【材料】(2人分)

  • キャベツ 4分の1玉(約250g)
  • 水で戻した乾しいたけ 2枚
  • 豚スペアリブ 4本(約400g)
  • 玉ねぎ 2分の1個
  • にんにく 1片
  • オリーブオイル 大さじ2
  • 塩、黒こしょう 適量
  • 薄力粉 大さじ2
  • 乾しいたけの戻し汁 200㎖

<A>

  • コンソメ 1.5個~2個
  • 黒ビール 1缶(350㎖)
  • ローリエ 2枚

※ビールはスタウトタイプを使用して下さい。

<飾り用>

  • 生タイム 適宜

【作り方】

下準備

  • キャベツは大きめの一口大に切る。
  • 乾しいたけは石づきを切り落とし2~4等分に切る。
  • 豚スペアリブは塩、こしょうをふって薄力粉をまぶす。
  • 玉ねぎは薄切りにする。にんにくは包丁の腹で潰す。
  1. オリーブオイル(大さじ1)を熱したフライパンでスペアリブを全面に焼き色がつくように焼く。
  2. 厚手の鍋に残りのオリーブオイルとにんにくを入れて熱し、良い香りがしたら、玉ねぎ、しいたけ、キャベツの順に炒め合わせ、ひとつまみの塩を加えて、全体に油がなじむまで炒める。
  3. (2)に(1)と乾しいたけの水戻し汁を加え、ひと煮立ちさせてアクが出たら取る。<A>を加えて、蓋を少し開けた状態で弱火で20分ほど煮る。
  4. 塩、黒こしょうで味を調え、器に盛り、お好みでタイムを添える。
  • 香りがこもるので、蓋は完全に閉めずに煮込むのがポイントです。
鍋で煮た様子

【乾物メモ】

乾しいたけ
原木栽培のしいたけを乾燥させている大分県産などをはじめ国産がおすすめ。
低温でじっくり戻すとうまみアップ。湿気に弱いので保存は乾燥剤と共に密閉容器に入れて冷蔵庫(野菜室は避ける)で保存。保存袋などを使って浸るまで冷水を注ぎ、空気を抜いて冷蔵庫で一晩戻すと軸や戻し汁まで美味しく食べられます。

乾しいたけ 水戻ししいたけ

【乾杯メモ】

同じ色の料理×ビール

ペアリングのヒント
"ビールの味と同じ味&料理の色を合わせれば相性抜群!"
和食では日本酒を、洋食ではワインやブランデーなどを料理に使い、食事の際にそれぞれの美酒とのマリアージュを楽しむように…ビールを使った料理×ビールとの相性は最高。また料理とお酒の色味を合わせると口内での味わいやのどごしがマッチしやすいのでおつまみを考える際のヒントになります。

筆者
土田 美緒

料理研究家/野菜ソムリエプロ/調理師
レストランの厨房に立ち日々食材に触れながら、「Enjoy Vegetable!おいしく・楽しく・続ける」の活動コンセプトのもと、野菜や果物の摂取量の底上げが体と心の健康を保ち、社会の良い循環を生むと信じて料理教室、レシピ提案、実演販売など幅広く活動中。
さっと気軽に作れてお酒がすすむ野菜のおつまみ【酒菜—さかな】の紹介や、お酒×野菜のペアリング提案を得意とする。

土田 美緒

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