黒で彩り、ごちそうに。
カトラリー 黒染め のご提案

使用済みCutipol (クチポール)黒染め例

黒染めは、金属の風合いを生かして
黒く仕上げる技術です

一般にはあまり知られていない金属の「黒染め」。
物に上塗りする塗装とは違い、金属の表面内側へ浸透するように
黒化させる技術です。
そのため、元となる金属の質感や表情をそのままに
黒く表現することが可能です。
この黒染めは太古からの自然現象に由来した、
人体に影響のない染色技術で、環境にもとてもやさしい処理です。
黒染めという言葉通り、若干の染めムラなど
個体差があるのも特徴の一つです。

使い捨て消費ではなく
黒染めで新たな価値を

使用により傷が増えてしまったカトラリーも
黒染めにより、新たな価値が生み出されます。

私たちの拠点である「燕三条」は、金属製品の産地として
全国に知られるようになりました。
金属食器もその中のひとつで、多くの製品が生まれる一方、
廃番品やデッドストック、使われなくなった金型もあります。
そんな陰に隠れてしまった製品に「黒染め」を施し新たな価値を与え、
眠っていた金型にも役目が生まれる仕組みを考えました。
私たちは新たに金型を作ることはせず、地元工場の協力のもと、
今ある資源を大切に使うことにしました。

黒染めは、新潟・燕三条の
株式会社テーエムが
提供するサービスです

各写真の左側が黒染め前、右側が黒染め後です

黒染めの4つのメリット

  • ①剝がれない

    塗装とは異なり、布を染めるように金属を黒く染めています。
    ですので、金属の風合いをそのままに、まるでデニムのような自然な色の変化をお楽しみいただけます。

  • ②寸法の変化がほとんどない

    皮膜が薄く、表面から内方向に化成するため、寸法精度に影響を与えません。
    フォークやスプーンの持つ口当たりを保ちながら、ご使用いただけます。

  • ③環境にやさしく人体に無害

    この黒染めは太古からの自然現象に由来した、人体に影響のない染色技術で、環境にもとてもやさしい処理です。
    また、食品衛生法にも適合しています。

  • ④カトラリーを長く、大切に

    傷が付き、使用感が目立ってきたカトラリーも黒染めで新たな価値が生まれます。
    砥ぎ・磨きなどのメンテナンス後に黒染めすればカトラリーを長く大切に、そしてコストダウンにもつながります。

中古カトラリーの黒染め例

元々ステンレスに付いていた傷は
カトラリー個々の風合い・個性として生かされます。

黒染めのオーダー方法

はじめて黒染めをされるお客様には、
反応する物かどうかまずサンプル処理をさせて頂きます。

  • テーエムのプロフィールページからまずはメッセージでお問い合わせください。
  • 黒染めしたいカトラリーのサンプルを郵送いただき、サンプル処理を行います。
  • サンプル処理を行った仕上がり状態をご確認のうえ、ご注文ください。

黒染めの注意事項・FAQ

黒染とは?

塗装や鍍金(メッキ等)が上塗りなのに対し、黒染は布を染めるように金属を黒く染めています。
その為、金属の風合いを生かしたまま黒く仕上げる事ができます。

処理可能な物や素材は決まっていますか?

柄までステンレスのオールステンレス製品のみ黒染めが可能です。

染はどんな方法で黒くしているのですか?

化学反応で黒い酸化皮膜(黒サビ)を発生させて黒くしています。
(食品衛生法に適合しています)

どんなステンレスでも反応しますか?

反応するものとしないものがあります。
カトラリー裏に記載されている品番をご確認下さい。

◎18-8、18-10、18-12(磁性のない物)
→反応しやすいです。

△18-0(磁性がある物)
→反応はしますがくすみの強い色味になり、錆びが発生する恐れがあります。

▲stainless steel表記(より強い磁性がある物)
→反応しなかったり、反応しても綺麗に色がつかない場合が多いです。

※ 海外産ですと反応しない場合があります。

※ ナイフは磁性を帯びる物が多く、ナイフだけ色がつかないなどの場合もございます。

※ 明確な表記がない場合、実際に磁石を付けてご確認下さい。

◎製品でも部分的に多少磁性がありますが、△や▲に比べると磁石への反応は鈍くなります。

初めて黒染をオーダーするのですが、どのような手順でオーダーしたらよいでしょうか?

初めての黒染をされるお客様には、反応する物かどうかまずサンプル処理をさせて頂き、それからご判断を頂く流れをお勧めしています。
まずはテーエムのプロフィールページからメッセージにてお問合せ下さい。

膜厚はどのくらいですか?

1ミクロンです。傷がついている物は傷がそのまま残ります。
また1ミクロン以上の傷がつきますと地の色が出てきます。

黒色以外にも染めることができますか?

申し訳ございません。弊社は黒色のみとなります。

再黒染の場合は、どんな色になりますか?

再黒染の写真をご参照下さい。

※再黒染の場合は、くすんだ黒色になる事があります。

また、食洗機などで洗浄してある物の場合、物同士がぶつかって他の物の塗装や鍍金などが付着している場合、その箇所には黒染が反応しません。

均一にムラなく染まりますか?

塗装と違い、仕上がりにムラがでる事があります。
ムラも個体ごとの個性としてお楽しみください。

溶接がされていても黒染ができるか?

溶接がされている部分には、黒染がのりません。

剥がれたり黒染が落ちる事もあるのか?

デニムの色落ちのように色が薄くなっていきますが、ポロポロ剥がれ落ちるような事はございません。

黒染めでサビには強くなりますか?

サビには強くなりませんが、ステンレスの防錆機能が著しく低下することはありません。ただし、ご使用後に水分が残っているとサビの原因になりますのでご注意下さい。

その他、ご質問等、お気軽にメッセージでお問合せ下さい。

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