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レシピアイデア集~トマトと茄子の南仏蒸し
レシピアイデア集

フランスの野菜の食べ方に「エチュベ」という調理法があります。
これは、少量の水と油脂を加え、フタをして蒸し煮する方法です。

レシピアイデア集~トマトと茄子の南仏蒸し

シンプルだけど奥深く、野菜を手軽にたくさん食べることができるおすすめの調理法です。

【材料】2人分

材料1 材料2
  • 中長ナス 250g(2本)
  • フルーツトマト 250g(2個)
  • マッシュルーム 50g
  • ニンニク 1片
  • シーチキン(チャングタイプ) 1缶
  • ドライハーブ(スイートバジル、オレガノ、ローズマリーなど) 適量
  • 岩塩 少々
  • ブラックペッパー 少々
  • 水 100ml
  • オリーブオイル 大さじ1
  • お好みでバルサミコ酢

【作り方】

  1. 材料の下準備をする。

    • ナスはヘタを取って、2cm幅の輪切りにする。
    • トマトは一口大に切る。
    • マッシュルームは薄切りにする。
    • ニンニクは包丁の側面を使い、叩いてつぶす。
    • ハーブは細かく刻んでおく。
  2. フライパンにオリーブオイル、つぶしたニンニクを入れて弱火でゆっくり香りをオイルに移してから、ナス、マッシュルーム、水を入れてフタをし、沸騰させてから中火にして5分程度蒸し煮にする。
    ★途中、水分が少なくなったら少し足す。

    蒸し煮
  3. フタを取り、火を強めて水分を飛ばし、ナスに焼き色を付ける。
    続いてトマトを加えて軽くソテーしてからシーチキン、塩、ブラックペッパー、ハーブを加えて出来上がり。
    お好みでバルサミコ酢を添えて。
    ★缶詰に入っているシーチキンの油にはDHA、EPAなどの体に良い成分が含まれているので一緒に入れる。

    焼き色を付ける

【 Health & beauty Point 】

主にナスとトマトに豊富に含まれる「グアニル酸」は、加熱調理で増加することが研究機関により明らかになっています。
グアニル酸は、干し椎茸に豊富に含まれることで有名な「うまみ成分」です。
三大うまみ成分と呼ばれる「イノシン酸」「グルタミン酸」「グアニル酸」の相乗効果で、おいしさがさらに増します。これらを含む食材が分かると、シンプルな味付けでも十分おいしく、素材の魅力が活かされたヘルシーなレシピが誕生します。

〇今回のレシピでは、トマトにグルタミン酸、シーチキンにイノシン酸が含まれています。

筆者
清野 朱美

作り手の"想い"と自然が生み出す野菜の美しさに魅了され、2012年に野菜ソムリエの最高峰資格「野菜ソムリエ上級Pro.」を取得。
調理師やベジフルビューティーアドバイザー等の専門知識を活かし、美と健康を叶える野菜レシピを、TV番組や料理教室などから発信中。
2014年12月、野菜&果物の"機能性"に焦点をあてた初のレシピ本「KINOH Vegetable & Fruit Recipe Book」を執筆及び監修。
趣味は野菜をテーマに旅すること。

清野朱美

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