野菜を楽しむおつまみでの乾杯が何よりのご褒美♪
そんな野菜ソムリエがお伝えする「酒菜レシピ」vol.4
今回から「野菜ひとつ」とシンプルな材料だけで美味しく作れる、野菜そのものを楽しむ酒菜をご紹介してまいります。さまざまなアレンジが効くので、その日の飲み物や季節の食材に合わせて、変化を楽しむのもおすすめです。
旬菜でおつまみを作り至福の一杯を。
健康的なお酒時間のヒントになれば嬉しいです。
レシピアイデア集~ピーマンとひき肉のゴロゴロそぼろ炒め
種ごと使ったピーマン×かたまりを残した豚ひき肉の旨みと食感がやみつきになる、食欲をそそる一品です。
【材料】2人分
- ピーマン 6個
- 豚ひき肉 200g
- ごま油 小さじ1
- 白入りごま 適量
<A>
- にんにくのすりおろし(チューブも可) 小さじ1
- しょうがのすりおろし(チューブも可) 小さじ1
<合わせ調味料>
- 醤油 大さじ1
- 酒 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 味噌 大さじ2分の1
- 豆板醤 小さじ1
【作り方】
- ピーマンを種ごと大きめの一口大の乱切りにする。
- フライパンにごま油と<A>を中火で熱し、香りが立ったら豚ひき肉をかたまりのまま入れ、木ベラで軽く押さえながら表面がカリッとするまで焼き付けて上下を返す。
- ひき肉の色が変わったら粗く割り、ピーマンを加えて炒め合わせる。
- 全体に油が回ったら、フタをして弱めの中火で3分ほど蒸し焼きにして、よく混ぜ合わせた<合わせ調味料>を加え、強火で汁気がなくなるまでさっと炒め合わせる。器に盛り、白いりごまを散らせば完成。
- ピーマンと肉のサイズ感を合わせると、より食べ応えがあってお互いの風味が引き立ちます。
【アレンジのヒント】
- 豚ひき肉を鶏肉に変えると、あっさりとした仕上がりに。
- 醤油を同量のソースに変えても◎。豆板醤の代わりにコチュジャンにし、すりごまをプラスして韓国風に。またはガーリックチップをトッピングしてスタミナUP。
- 熱々のご飯の上に乗せて丼に。チャプチェ風に春雨を加えたり、焼きそばにしても美味しい。
筆者
土田 美緒
料理研究家/野菜ソムリエプロ/調理師
「Enjoy Vegetable!おいしく・楽しく・続ける」のコンセプトのもと、野菜や果物の摂取量の底上げが体と心の健康を保ち、社会の良い循環を生むと信じて、料理教室、実演販売、メニューやレシピ開発、コラム執筆など幅広く活動中。
外食向け青果・総合食材を扱う会社の社員食堂やビストロの厨房で研鑽を積み、素材の持つ味わいや季節感を大切にした「野菜が主役」の料理提案を得意とする。