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レシピアイデア集〜りんごのコンフィチュール
レシピアイデア集

フレマルでは皆様のレシピアイデアのお役に立てるよう、野菜ソムリエの皆様のご協力のもと、旬の野菜が美味しいレシピをご紹介します。

レシピアイデア集〜りんごのコンフィチュール

「コンフィチュール(confiture)」はフランス語の「コンフィット(confit)」からきています。
コンフィットとは「砂糖、酢、オイルなどに漬けた」という意味を持ち、食材を保存することを目的としています。

コンフィチュールはジャムによく似ていますが、煮詰める時間や加える砂糖の量、保存期間の違いがあります。
より手軽に作れて果物のフレッシュ感が残るものを、私はコンフィチュールと呼んでいます。

【材料】りんご1個分

  • りんご 300g
  • グラニュー糖 60g ※りんごの重さの20%が目安
  • 白ワイン 大さじ2
  • レモン汁 大さじ2

★りんごの品種は、紅玉ジョナゴールドなど、酸味の強い品種がおすすめ。

【作り方】

  1. りんごは皮を剥いて2cm幅の薄切りにする。
    皮付きのままカットすると歯触りが気になるため、皮と実は別々にしてから調理するので皮も取っておく。
  2. 厚みのある鍋に、カットしたりんご・皮・グラニュー糖・レモン汁を入れて、全体をよく混ぜてから1時間ほど置く。
    ★アルミや銅は酸に弱いので、ホーロー又はステンレス製の鍋を使うようにしてください。
  3. 白ワインを加えて火にかける。沸騰したら火を弱めて、焦げ付かないようにゴムベラなどでしばらく混ぜる。
  4. 汁気が減り、粘り気が出てきたら出来上がり。煮沸した瓶などの保存容器に移し、冷蔵庫で保管する。
    ★冷蔵保存で1週間ほど持ちます。ジャムのように保存期間を長くしたい場合は、砂糖の量を増やします。
加熱
瓶詰め

☆アレンジレシピ

■りんごのラッシー(1人分)

以下の材料をミキサーで撹拌します。

  • 牛乳 100ml
  • ヨーグルト(無糖)50g
  • りんご 50g
  • りんごのコンフィチュール 30g
  • 氷 40g
りんごのラッシー

りんごのコンフィチュールはアレンジレシピ以外にも、パンやヨーグルトにトッピングしたり、ステーキのソースや生姜焼きのたれにもよく合います。

ヨーグルトとコンフィチュール

【 Health & beauty Point 】

疲れを取るのも1日1個のりんご。
果物には、エネルギー代謝に必要な"ビタミン"や"クエン酸"などの、有機酸が豊富に含まれています。
りんごから発見されたことに由来する"リンゴ酸"も、クエン酸同様に体に溜まった乳酸を分解する作用があり、疲労回復効果が期待されています。

筆者
清野 朱美

作り手の"想い"と自然が生み出す野菜の美しさに魅了され、2012年に野菜ソムリエの最高峰資格「野菜ソムリエ上級Pro.」を取得。
調理師やベジフルビューティーアドバイザー等の専門知識を活かし、美と健康を叶える野菜レシピを、TV番組や料理教室などから発信中。
2014年12月、野菜&果物の"機能性"に焦点をあてた初のレシピ本「KINOH Vegetable & Fruit Recipe Book」を執筆及び監修。
趣味は野菜をテーマに旅すること。

清野朱美

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